MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信(1492)は、JPX日経中小型株指数と連動した動きを目指しているETFのことです。
MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信(1492)の詳細
上場市場 | 東京証券取引所 |
---|---|
コード | 1492 |
ベンチマーク | JPX日経中小型株指数 |
設定日 | 2017年4月4日 (上場日は2017年4月5日) |
信託報酬 | 年0.50%(税別) |
純資産総額 | 30.1億円 |
売買単位 | 1口 |
最低購入単価 | 11,210円 |
決算日 | 年2回(1/16、7/16) |
信託財産留保額 | 無料 |
マーケットメイク | 〇:対象 |
資産構成 | 国内株式(現物)… 97.5% 国内株式(先物)… 2.4% コールローン… 0.1% |
管理会社 | 三菱UFJ国際投信 |
MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信(1492)は、国内の中小型株に幅広く投資できることが特徴です。
国内では数少ない中小型株に特化したETFになります。
ベンチマークのJPX日経中小型株指数は、国内上場(東証一部・東証二部・マザーズ・JASDAQ)銘柄のうち、投資魅力の高い会社200銘柄で構成されています。
収益性(ROE)が高い企業を投資対象としていて、今後企業価値向上が期待できる銘柄に投資することができます。
構成銘柄はROEだけでなく、時価総額(100億円以上)や売買代金合計(1年間、150億円以上)も考慮して選定されます。
銘柄の入れ替えは年1回(8月)行われます。
同じ三菱UFJ国際投信が提供するMAXIS JPX日経インデックス400上場投信(1593)と、ほぼ同じコンセプトで運用されます。
異なる点は大型株が入っているかいないかぐらいです。
マーケットメイク対象ではあるものの、流動性に難があることがデメリットです。
信託報酬もやや割高ですね。
組入上位業種
銘柄名 | 比率 |
---|---|
サービス業 | 14.6% |
小売業 | 12.2% |
機械 | 10.1% |
情報・通信業 | 10.0% |
卸売業 | 9.6% |
組入上位銘柄
銘柄名 | 比率 |
---|---|
ユニゾホールディングス | 3.0% |
フジテック | 1.7% |
TOKAIホールディングス | 1.6% |
センコーグループホールディングス | 1.4% |
アクシアル リテイリング | 1.4% |
ダイワボウホールディングス | 1.4% |
DTS | 1.4% |
兼松 | 1.3% |
タクマ | 1.3% |
アサヒホールディングス | 1.3% |
不動産・ホテル事業の「ユニゾHD」、エレベータ・エスカレータ専業メーカーの「フジテック」などが上位となっています。
ひふみ投信でも組み入れられている「兼松」にも投資しています。
1銘柄あたりの上限は1.5%で定められているのですが、現在はあまり順守されていないようですね…。
パフォーマンス・利回りは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | MAXIS JPX 日経インデックス400 |
---|---|---|
3ヵ月 | -25.06% | -17.25% |
6ヵ月 | -17.79% | -10.26% |
1年 | -15.15% | -9.08% |
設定来 | -5.4% | – |
年間別騰落率
年間 | ファンド | MAXIS JPX 日経インデックス400 |
---|---|---|
2019年 | +23.4% | +18.79% |
2018年 | ‒21.7% | -15.80% |
2017年 | +28.8% | +20.45% |
※2020年3月末時点
ベンチマークが似ているMAXIS JPX日経インデックス400上場投信(1593)とパフォーマンスの比較をしてみました。
本ファンドの方が上下に大きく動いており、ボラティリティが激しいことがわかりますね。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
---|---|
2020/1 | 99円 |
2019/7 | 129円 |
2019/1 | 91円 |
2018/7 | 109円 |
2018/1 | 55円 |
年2回の分配があり、2020年4月11日時点での利回りは2.03%となっています。
中小株を投資対象にしているため、利回り水準は高くありません。
投資家の評判は?
日本中小株は例外あれど指数に関しちゃここ1年、日経平均、東証株価指数に負けてた印象ですからねえ。。。(日経平均がやけに強かった)
しかも1年でなく2年にするだけで、全く違った光景になってしまう。
2年ではひふみがN225より優位に立つ。
(1492=日経中小株ETF 9C311125=ひふみプラス) pic.twitter.com/gtb7LVq5wv— はるかさん?? (@Haruka2007Toshi) 2019年5月4日
MXSJPX中小型(1492.T)
JPX日経中小型株指数連動ETFのチャートには、世界全体のカネ余りによる流動性追加の様子がよく表れている。不景気時に流動性が激減する中小型株は、金融引き締め局面ではとても保有リスクの高い金融商品のひとつと化す。 pic.twitter.com/ukDeECsxlO
— 中卒くん@株 (@chu_sotu) 2018年2月14日
MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信(1492)の評価
MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信(1492)ですが、これ一つで中小型株に分散投資できることが評価されています。
低コストではありませんが、投資魅力の高い銘柄を幅広く買えることが利点となっています。
注意したい点は倒産リスクが大型株よりも高くなることですが、幅広い銘柄をカバーしておりリスク分散ができています。
長期で見れば大型株よりもハイパフォーマンスが期待できるので、リスクを取ってリターンを狙いたい場合に最適なETFと言えるでしょう。