「ETF」という名前は、昨今の日銀のETF買い入れなどのニュースで度々その名前を耳にしたことがあると思います。
では実際ETFとはどういうものなのでしょうか。
この記事でETFをできる限りわかりやすく解説いたします。
ETFの概要
ETFは上場投資信託とも呼ばれ、通常の株と同じように取引ができます。
Exchange Traded Fundの略で、その意味は「証券取引所で取引される投資信託」になります。
日経平均株価やTOPIXなどの指数の値動きに連動して運用されているものがほとんどですので、個別株の分析をせずに済みます。
高配当を個別株でやると倒産や減配のリスクつきまとうけど、分散されたETFはその点心配なく超長期向けに。高配当にかぎらず、QQQみたいな高成長銘柄の集合体もだけど。成長銘柄も日々入れ替えで、その入れ替えすら自動化できるのがETFのいい所。働くの好きな人やスリル求める人はやっぱ個別株いくわな
— 🎄相場の遊び人あすかちゃん🎅 (@kabu_asuka) 2019年10月30日
投資信託との違いは?
投資信託との違いですが、投資信託は市場が開いているときに自由に売買ができないのに対して、ETFは通常の株取引と同じように指値・逆指値・成行といった売買注文が出せるので、自由度という点では上回ります。
上場している投資信託をデイトレード(短期取引)することも可能ということです。
信託報酬などのコストもETFの方が安く、低コストで抑えたい方には最適な投資商品となるでしょう。
あと信用取引も可能ですので、大きく利益を得たい方にもぴったりです。
投資信託にはアクティブ型運用スタイルのファンドが数多くありますが、ETFではほとんど指数に連動するインデックス型ファンドになっていますので、どれを選んだらいいのか不安だという初心者の方には安心できる商品となりますね。
こちらで詳しく解説しております⇒ETFと投資信託の違いとは?
ETFは積立設定ができないし、手数料考えたら米ドルも自分で用意しないといけないので、投資信託方がデメリットはあっても何も考えずに積立できて楽と思っていたけど、下げ相場かつ1日の変動幅が大きいときにいいタイミングで売り抜くことができなくて不便だと気付いた。
— Kamiński (@kamin_s_ki) 2018年12月22日
投資信託とETFの違いを調べています。
初期設定したらあと完全ノータッチが投信で、株みたいに自分のタイミングで買うのがETFなのでしょうかね。
同じS&P500だと、ETFの方が信託報酬0.1%近く安いみたいですし、乗り換えた方がいいのかなぁ。— ごんぞう (@onigirisukiyan) 2018年8月21日
ETFのデメリットはないの?
ここまでメリットの多い部分を紹介しましたが、デメリットも少なからずあります。
まずは投資積立のように小額での投資が行えないことです。
投資信託で積立を行う場合500円からの小額の資金で始められますが、ETFでは通常の株と同じように最低購入金額が必要となっていますので、投資積立のように小額で投資を行いたい人には向かないでしょう。
あと購入時の手数料がETFの方が高くなる可能性がある点もデメリットとなります。
通常の株と同じ手数料がかかるので、購入手数料無料のノーロード投信よりも最初に支払うコストが高くなるでしょう。
ただカブドットコム証券のフリーETFを使えば手数料無料で売買できますので、コストが気になる方は活用していきたいですね。
投信
メリット:購入時手数料なし、配当を吐き出さない
デメリット:信託報酬高め、運用会社がニッセイ等ETF
メリット:信託報酬安い、運用会社がバンガード等
デメリット:購入時に為替手数料がかかる、配当を吐き出して課税される、配当のドルの扱いに困る(円転するとまた為替手数料取られる)— 雅 (@miyabi0929) 2018年3月7日
デイトレードに適したETFとは?
前述しておりますが通常の株取引と同じように、デイトレードにもETFを活用することが可能です。
ではどのようなETFが短期取引に向いているかというと、レバレッジETFという2倍以上の値動きをするものが最適となるでしょう。
短期的により多くの利益を得ようとするのであれば、このレバレッジETFを活用して、ここぞという場面で突撃していけば効率の良い投資が行えることでしょう。
注意したい点は、2倍以上の値動きということで投資したETFと逆の動きになった場合、損失も大きくなるということです。
十分リスク管理はしっかりとしたうえで、相場の流れに乗って行けそうな場合のみ利用するのがコツとなります。
