NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)(愛称:日本株高配当70ETF)は、国内高配当株を投資対象とするETFになります。
野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS」シリーズとして、2013年から上場されています。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)の詳細
上場市場 | 東京証券取引所 |
---|---|
対象資産 | 国内株式 |
コード | 1577 |
ベンチマーク | 野村日本株高配当70指数 |
設定日 | 2013年3月5日 (上場は2013年3月7日) |
信託報酬 | 年0.32%(税別) |
純資産総額 | 660.7億円 |
出来高(月間) | 80,124株 |
決算日 | 年4回(1月、4月、7月、10月の各7日) |
売買単位 | 1口 |
最低購入単価 | 17,000円 |
信託期間 | 無期限 |
信託財産留保額 | なし |
マーケットメイク | 〇:対象 |
資産構成 | 株式:99.8% その他の資産:0.2% 組入銘柄数:70柄数 |
管理会社 | 野村アセットマネジメント |
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)の特徴は、国内の高配当銘柄にまとめて投資できることになります。
国内に上場する全銘柄の中から、高水準の予想配当利回りである70銘柄で構成されています。
ベンチマークの「野村日本株高配当70指数」は、利回りだけでなく流動性や時価総額も考慮して投資銘柄を決定しています。
そのため小型株や流動性の低い銘柄は省かれています。
毎年12月末にリバランスを行い、無配になった銘柄や過去3年間に利益がマイナスになった銘柄を除外して入れ替えています。
また配当の容易性を考慮して、3, 6, 9, 12月が決算月の銘柄に限定していることも特徴です。
信託報酬は年0.32%と、昨今のETFと比べるとやや高めです。
ただ定期的な構成銘柄の入れ替えを行う手間を考えると、妥当な保有コストと言えるでしょう。
純資産はピーク時より流出が進んでいますが、500億円以上と問題ない水準になります。
業種別配分
銘柄名 | 比率 |
---|---|
化学 | 13.8% |
銀行業 | 11.6% |
卸売業 | 9.2% |
輸送用機器 | 7.7% |
建設業 | 7.6% |
その他業種 | 49.9% |
組入上位銘柄
銘柄名 | 比率 |
---|---|
清水建設 | 2.1% |
伊藤忠商事 | 1.7% |
オリックス | 1.7% |
東京海上ホールディングス | 1.7% |
MS&ADインシュアランスグループホールディングス | 1.6% |
三菱瓦斯化学 | 1.6% |
NTTドコモ | 1.6% |
中国電力 | 1.6% |
セイコーエプソン | 1.6% |
KDDI | 1.6% |
最大手ゼネコンの清水建設をはじめ、伊藤忠商事やオリックスなど大型優良株が名を連ねます。
また利回り約6%の、三菱瓦斯化学やセイコーエプソンも上位となっています。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | 野村日本株 高配当70 |
日経平均 高配当株50 |
---|---|---|
3カ月 | -12.5% | -11.6% |
6カ月 | +1.0% | +1.5% |
1年 | -10.3% | -8.9% |
3年 | -6.1% | -5.9% |
設定来 | +62.6% | – |
年度別騰落率
期間 | ファンド |
---|---|
2019年 | +10.1% |
2018年 | -15.6% |
2017年 | -17.7% |
2016年 | +6,2% |
2015年 | +13.3% |
2014年 | +10.3% |
※2020年2月末時点
同じ「NEXT FUNDS」シリーズのNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)と成績を比較してみました。
全ての期間で、日経平均高配当株50の方が好パフォーマンスであることが判ります。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
---|---|
2020/1 | 43円 |
2019/10 | 343円 |
2019/7 | 48円 |
2019/4 | 377円 |
2019/1 | 46円 |
2018/10 | 313円 |
2018/7 | 32円 |
2018/4 | 343円 |
2018/1 | 34円 |
2017/10 | 248円 |
2017/7 | 40円 |
2017/4 | 283円 |
分配は年4回行われており、2020年3月15日時点での利回り年4.77%となっています。
ちなみに姉妹ファンドのNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)の方が、年5.53%と大きく上回っています。
決算シーズンが近い4月と10月は、毎年分配額が大きくなる傾向にあります。
投資家からの評判は?
今日は配当(分配金)取り用ETFをバーゲン価格で買い増ししました(1577)
— ケンケン (@n502i_) 2020年3月10日
野村日本株高配当70ETF(1577東証ETF)#高配当 #投資
毎月月末に2口積み立て。ドルコスト平均法。分配金をもらいながらガチホ+長期投資。が可能か検討シュミレーションです。期間8カ月。累計投資額 403900円
評価額 372960円
▲30940円 分配金14112円 pic.twitter.com/APq9AjGN8f— グアンチャーレ🐴 S &P500 (@CJnHv0p93P046nD) 2019年8月15日
これ個人的に便利なツールだと思ってるんです。国内ETFの1577って商品。高配当ポートフォリオを組むなら絶対に日本株がメインにしたいし個別株で組むとしてもこの70銘柄の一覧は参考になりそう。 pic.twitter.com/SAvcmOS6Mx
— HIRA💊 (@Open_JP) 2019年3月31日
1577高配当70がETFにしては利回り高し。現状のままなら買いたいなぁ。
— ドルプーダピタル (@regionn) 2019年1月8日
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)の評価
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)ですが、大型優良高配当株にまとめて分散投資できることが評価されています。
これ一つで多くの高配当銘柄をカバーでき、個別株リスクを低減できることがメリットになります。
また高配当株は下落相場に強いとされており、下落局面でも安心して保有できることが強みと言えます。
年4回分配を受け取ることが可能ですので、配当狙いの投資を検討している場合は活用したいETFになるでしょう。
ちなみに1489が日経平均のみを対象としていることに対して、本ETFは国内全市場を対象としており、分散性を高めたい場合は本ETFがおすすめです。
おすすめな証券会社は?
東証に上場しているETFですので、国内ほぼ全ての証券会社で購入可能となっています。
コストを抑えたい場合、本ETFが手数料無料で取引できる楽天証券がおすすめです。
10万円以下の少額資金で投資を行うなら、手数料無料で取引が行える岡三オンライン証券、松井証券、SBI証券を利用するのが最適です。