キャピタル&インカム両方狙える!NEXT FUNDS 野村株主還元70(2529)の評価と配当・利回りなど解説

2529

NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信(2529)(愛称:株主還元70ETF)は、株主還元を重視している企業に投資を行うETFになります。
「NEXT FUNDS」シリーズの新ファンドとして、2019年4月に上場しています。

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NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信(2529)の詳細

上場市場 東京証券取引所
対象資産 国内株式
コード 2529
ベンチマーク 野村株主還元70
設定日 2019年4月18日
(上場は2019年04月19日)
信託報酬 年0.28%(税別)
純資産総額 50.8億円
出来高(月間) 31,066株
決算日 年4回(1月、4月、7月、10月の各7日)
売買単位 1口
最低購入単価 837円
信託期間 無期限
信託財産留保額 なし
マーケットメイク 〇:対象
資産構成 株式:98.1%
その他の資産:1.9%
組入銘柄数:70柄数
管理会社 野村アセットマネジメント

NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信(2529)の特徴は、配当や自社株買い等を積極的に行っている企業に投資できることになります。
国内上場の全銘柄のうち、株主還元率の高い(過去3年)70銘柄(浮動株調整時価総額順)で構成されています。

自社株買い等を含めた株主還元になりますので、必ずしも高配当の銘柄に投資しているわけではありません。
また景気に敏感な、銀行や証券等の金融系は除かれています。

毎年2月にリバランスを行い、銘柄の組み替えを行っています。
各銘柄の上限比率は2%となっていて、一銘柄に集中しないように設計されています。

時価総額に基づいて構成銘柄のウェイトが決まるため、自然と大型株中心になります。

NEXT FUNDSシリーズでは珍しく、1口の少額で取引できるETFです。
今なら1,000円以下で購入できるので、下値でコツコツと買い集めることが可能ですね。

業種別配分

銘柄名 比率
化学 12.5%
情報・通信業 11.6%
卸売業 11.3%
輸送用機器 11.1%
建設業 8.0%
その他業種 43.6%
その他の資産 1.9%

組入上位銘柄

銘柄名 比率
小野薬品工業 2.5%
NTTドコモ 2.5%
野村総合研究所 2.4%
東京エレクトロン 2.4%
アステラス製薬 2.4%
KDDI 2.3%
Zホールディングス 2.2%
東京瓦斯 2.2%
日本電信電話 2.2%
日東電工 2.2%

直近に自社株買いを行った、小野薬品工業やNTTドコモなどが上位となっています。
純粋な高配当ETFとは異なり、配当利回りが低い銘柄も多く組み入れられています。

2020年2月に銘柄の入れ替えを行っており、楽天やファナック、富士フイルムホールディングス等が除外されています。

利回り・パフォーマンスは?

期間別騰落率

期間 野村
株主還元70
野村日本株
高配当70
3カ月 -19.9% -22.2%
6カ月 -12.9% -16.2%
設定来 -14.8%

※2020年3月末時点

「NEXT FUNDS」同シリーズのNEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)とパフォーマンスを比べてみました。
短期のデータであるため参考程度ですが、現在のところ本ファンドの方が下落を抑えられています。

ちなみにベンチマーク(野村株主還元70)の5年パフォーマンスは、TOPIXを+1.2%程度上回っています。
ただ直近1年で見ると-3.1%程度下回っており、今後の推移を注視する必要があるでしょう。

配当金・分配金は?

決算日 分配金(1口当たり)
2020/4 14円
2020/1 1円
2019/10 13円
2019/7 0円

分配は年4回行われており、2020年5月3日時点での利回りは年3.35%となっています。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1577)は年4.76%であるため、高い利回り水準とは言いづらいです。

また4月と10月に分配が集中していて、不安定になっていることは気になる部分でしょう。

投資家からの評判は?

NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信(2529)の評価

NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信(2529)ですが、高水準の株主還元を行っている銘柄にまとめて投資できることが評価できます。
ある程度の配当を得ながら自社株買い等によるキャピタルゲインも狙えるETFになります。

上昇相場で効率良くリターンを得られない、高配当ETFの弱点を補ったファンドと言えるでしょう。
現在はやや不調ですが、今後のパフォーマンスが常時TOPIXを上回るようだと、投資の検討をしてみても良いかもしれませんね。

おすすめな証券会社は?

東証に上場しているETFですので、国内ほぼ全ての証券会社で購入可能となっています。

コストを抑えたい場合、本ETFが手数料無料で取引できる楽天証券がおすすめです。
10万円以下の少額資金で投資を行うなら、手数料無料で取引が行える岡三オンライン証券松井証券SBI証券を利用するのが最適です。

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