上場インデックスファンド225は、日経平均株価(日経225)に連動したパフォーマンスを目指すETFとなります。
古くからある古参ファンドで流動性の高いETFとなります。
上場インデックスファンド225の詳細
上場市場 | 東京証券取引所 |
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コード | 1330 |
ベンチマーク | 日経平均株価(日経225) |
設定日 | 2001年7月9日 (上場は2001年7月13日) |
信託報酬 | 年0.28%(税別) |
基準価額(株価) | 21,214円 |
純資産総額 | 27,547億円 |
出来高(月間) | 882,850株 |
売買単位 | 10口 |
最低購入金額 | 212,140円 |
決算日 | 年1回(7/8) |
信託財産留保額 | なし |
資産構成 | 株式:99.00% 現金・その他資産:1.00% 銘柄数:225銘柄 |
管理会社 | 日興アセットマネジメント |
上場インデックスファンド225は、競合ファンドの中でトップクラスの純資産を誇ることが特徴です。
断トツトップである日経225連動型上場投資信託(1321)に次ぐ規模を誇っています。
日銀が買い入れしているETFとも言われ、2013年以降資金流入が大幅に増加しています。
取引も活発に行われており、ETFの売買代金ランキングで上位に付けています。
デメリットは経費率がやや高いことになります。
最安のiシェアーズ 日経225ETF(1329)(年0.105%)よりも倍近くコストを支払わないといけないため、長期保有には適していません。
また取引単位が10口なので、最低でも20万前後の資金が必要なことがネックとなります。
少額で投資したい方には不向きのETFと言えます。
組入業種
業種 | 比率 |
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電気機器 | 18.59% |
小売業 | 14.33% |
情報・通信業 | 11.69% |
化学 | 8.49% |
医薬品 | 7.70% |
輸送用機器 | 4.82% |
機械 | 4.66% |
サービス業 | 4.64% |
食料品 | 4.21% |
精密機器 | 3.29% |
組入銘柄
銘柄 | 比率 |
---|---|
ファーストリテイリング | 11.05% |
ソフトバンクグループ | 5.69% |
ファナック | 3.29% |
東京エレクトロン | 3.15% |
KDDI | 2.89% |
ダイキン工業 | 2.29% |
京セラ | 2,.26% |
テルモ | 2.15% |
信越化学工業 | 1.88% |
リクルートホールディングス | 1.88% |
これ一つで日本の大企業に投資できますが、上位3銘柄だけでも全体の2割を占めており分散性に乏しいです。
ユニクロやソフトバンクの株価が動くと、本ETFの価格にも大きな影響を与えることになります。
利回り・運用成績は?
期間 | リターン |
---|---|
1カ月 | -0.73% |
3カ月 | -4.98% |
6カ月 | +2.70% |
1年 | -4.57% |
設定来 | +80.14% |
※上記成績は2019年7月31日時点
期間 | リターン |
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2018年 | -11.91% |
2017年 | +19.40% |
2016年 | +0.43% |
2015年 | +9.37% |
2014年 | +7.32% |
ベンチマークの日経平均株価ですが、米中貿易摩擦の影響等で軟調な動きとなっています。
分配金・配当金は?
決算日 | 分配金 | 利回り |
---|---|---|
2018年7月8日 | 4,140円 | 1.88% |
2017年7月8日 | 3,474円 | 1.70% |
2016年7月8日 | 2,704円 | 1.75% |
2015年7月8日 | 2,422円 | 1.20% |
2014年7月8日 | 1,947円 | 1.25% |
毎年分配が出されていて、現時点(2019.08.23)での分配金利回りは1.95%となっております。
以前よりもやや利回りが高くなっています。
利回り的には他の日経平均ETFと同水準になります。
さらに高い利回りを得たい場合は、4%近い利回りを誇るiシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)やNEXT FUNDS 日経平均高配当株50(1489)を選ぶようにしましょう。
投資家からの評判は?
メモ書き:日銀が買っていると思われるETF(非公表なのだが、どれかはかってるでしょ)
日経平均連動型ETF
1320、1321、1329、1330、1346、1578、
TOPIX連動型ETF
1305、1306、1308、1348— Tigers (@Tigers59628313) 2019年1月11日
上場インデックスファンド225(1330)から配当
2013年意味わからず少し購入した時の生き残り組。利回り1.55%だが、配当は2013年の1.94倍に
購入時換算で利回りは4%に。インデックスでよかったね。。
2013 178.0円
2014 194.7円
2015 242.2円
2016 256.0円
2017 270.4円
2018 347.7円— たかやま@Takayama.O (@takayama70) 2018年8月13日
日銀は今月8回目となるETFの買入を実施した模様だ。立会外でETF225(1320)、上場225(1330)などに大口のクロスが観測。規模は前回と同じ703億円と推測される。
— 日経平均株価指数のフジトミ (@fujitomi_8740) 2017年1月31日
上場インデックスファンド225の評価
上場インデックスファンド225はトップクラスの資産を誇り流動性も高いですが、少額で取引できないことやコストも割高であることから、個人投資家には利用しづらいETFとなります。
日経平均に投資するなら一口単位で取引できるiシェアーズ 日経225ETF(1329)や、流動性トップの日経225連動型上場投資信託(1321)を活用した方が良いでしょう。
おすすめな証券会社は?
東京証券取引所に上場しているので、国内ほぼ全ての証券会社で購入可能です。
まとまった金額や一日に何度も取引したい方は、手数料が安いDMM株がおすすめです。
1口のみなど少ない金額で取引する場合は、10万円まで手数料無料のSBI証券、楽天証券を利用するのが最適でしょう。