バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は、日本を含む世界各国の株式に幅広く投資が行えるETFになります。
全世界に低コストで分散投資が行えることから、人気のETFになっています。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の詳細
上場市場 | NYSEアーカ取引所(NYSE Arca) |
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コード | VT |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
設定日 | 2008年6月24日 |
信託報酬 | 年0.09%(税別) |
純資産総額 | 118.41億米ドル |
出来高(月間) | 1,698万株 |
売買単位 | 1株 |
最低購入単価 | 7,700円 |
決算日 | 年4回(3月、6月、9月、12月) |
資産構成 | 米国株式…52.05% 米国株式以外の株式…45.77% 債券・・・0% キャッシュ…1.23% その他…0.94% |
管理会社 | ザ・バンガード・グループ・インク |
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の特徴は、これ一つで新興国も含めた、全世界の大型・中型・小型株に分散投資が行えることでしょう。
2019年2月26日に0.10%⇒0.09%への信託報酬引き下げが行われています。
年0.09%という非常に安い信託報酬で、世界に分散された投資が行えることは非常に魅力的になります。
今までに何度も信託報酬の引き下げを行っていることから、今後もさらに低くなる可能性があります。
ベンチマークとなっているFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは、世界47カ国8,000近くの銘柄(全世界の時価総額98%以上)で構成されています。
投資対象の国はアメリカが半分以上を占めていて、日本、イギリスと続きます。
新興国の割合は少ないですが、インド、香港の銘柄にも投資が行われています。
現在は北米地域への構成比率が高くなっています。
国別構成比率
国名 | 比率 |
---|---|
米国 | 53.3% |
日本 | 8.0% |
英国 | 6.0% |
カナダ | 3.2% |
フランス | 2.9% |
ドイツ | 2.9% |
スイス | 2.8% |
オーストラリア | 2.5% |
中国 | 2.2% |
韓国 | 1.7% |
構成銘柄比率
国名 | 比率 |
---|---|
アップル | 1.7% |
マイクロソフト | 1.2% |
アルファベット | 1.2% |
アマゾン | 0.9% |
フェイスブック | 0.8% |
バークシャー・ハサウェイ | 0.7% |
ジョンソン&ジョンソン | 0.7% |
JPモルガン・チェース | 0.7% |
エクソン・モービル | 0.7% |
バンク・オブ・アメリカ | 0.5% |
アップル、マイクロソフトなど、世界でも名だたる企業が上位に名を連ねています。
アメリカの銘柄が半数以上占めておりますが、日本企業も8%を占めています。
上位10銘柄でも全体の9%程度に抑えられており、幅広く分散投資を行っていることがわかります。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1ヵ月 | -5.96% | -6.02% |
3ヵ月 | -1.64% | -1.64% |
1年 | -1.93% | -1.82% |
3年 | 30.26% | 30.22% |
5年 | 30.40% | 30.42% |
10年 | 148.68% | 149.83% |
設定来 | 80.44% | 80.63% |
※2019年5月末現在
年間別騰落率
年間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
2018年 | -9.79% | -9.74% |
2017年 | 24.49% | 24.22% |
2016年 | 8.47% | 8.82% |
2015年 | -1.79% | -1.82% |
2014年 | 3.66% | 4.37% |
2013年 | 22.81% | 23.69% |
2012年 | 17.29% | 16.69% |
2011年 | -7.55% | -7.55% |
2010年 | 13.11% | 13.06% |
世界経済の復調もあってここ10年では2倍以上の好パフォーマンとなっています。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
---|---|
2019/3 | 0.281000米ドル |
2018/12 | 0.489000米ドル |
2017/9 | 0.361500米ドル |
2017/6 | 0.551100米ドル |
2017/3 | 0.257300米ドル |
2016/12 | 0.491500米ドル |
2016/9 | 0.354000米ドル |
2016/6 | 0.466000米ドル |
年4回、分配金を出しており、2019年6月1日時点での分配金利回りは1.58%前後となっています。
ここ最近の利回りは2.0%程度で推移しております。
分配金狙いでの投資で魅力が高いとは言えませんが、長期的に世界分散投資を行いながら受け取る分には、悪くない水準だと思います。
投資家からの評判は?
おっ、アメリカでの投資の評価額が$20k超えた。総投資額が14ヶ月で$18.2kなので+10%か。ETF適当買いでこれなら続けられそう。
リスク許容度高い自分からすると、ETFのドローダウンなどほぼストレスフリー。淡々とVTを積み立てていく!たまに調子乗ってレバレッジかける! pic.twitter.com/H3OC6gNI3v— 米国🇺🇸駐在員べいちゅー@保活&歯列矯正6ヶ月目 (@beichuu) 2019年7月3日
VTを買えるだけ買ったー。本日申込で12/27に国内受取やった。セーフ!米国ETFは日祝関係ないの?これに日付またいだらまたUFJ銀10万円/日振り込めるんかな。そしたら12/28国内受取でもう一回いけるか?
— やすぎ (@yakkotu) 2018年12月22日
久しぶりに口座ログインしてみたら、VTは69ドル台なってるし、万年含み損銘柄だったPMさんがプラ転してるしカオス/(^o^)\ナンテコッタ
投資したての頃に買ったインデックスファンドも微益になってるー
無能投資家はひたすらVT指値するだけ=͟͟͞͞( ¯−︎¯ )
— くまこ (@kumako35) 2018年10月27日
これからのリスク資産への投資は、バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF (VT) に集約していこう。経費率が低いので有利。で、日本株式のウェイトが増したい場合は、経費率が低く残高の多い TOPIX 連動の ETF を組み合わせればよい。
— Masakazu Yoshida (@_myoshida) 2017年10月13日
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の評価
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)ですが、全世界株式に分散投資ができるETFとして、最安コストで投資が行えることが評価できます。
これだけ低いコスト(信託報酬:年0.09%)で、今後も成長が続くと言われる、世界経済に投資が行えることは大変魅力的と言えるでしょう。
毎年のように信託報酬引き下げが実施され、今後さらに低くなる可能性もあります。
純資産額が増加するにつれて、投資家に還元する姿勢は素晴らしいの一言です。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」でも、9年連続でTOP10に選ばれています。
海外ETFとして唯一のランクインであり、個人投資家から高い評価を受け続けていることがわかります。
日本や新興国を含む、長期的な世界分散投資には文句なしのETFとなり、将来の資産形成に向けて最大限活用したいETFになるでしょう。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を購入できる会社はこちら
本ETFは海外ETFとなりますので、扱っている会社は下記となります。
今後海外ETFを扱う会社が、もう少し増えてもらえると嬉しいですね。
証券会社 | ポイント |
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SBI証券 | 海外ETFで手数料最安水準 |
マネックス証券 | 米国ETFが実質手数料無料になるゼロETFがある |
楽天証券 | 楽天レバレッジETFは手数料無料 |