【VGK】バンガード・FTSE・ヨーロッパETFとは、欧州株式市場全体に幅広く投資ができるETFになります。
2019年2月26日より年0.10%から年0.09%に、経費率の改定が実施されています。
【VGK】バンガード・FTSE・ヨーロッパETFの詳細
上場市場 | NYSEアーカ取引所(NYSE Arca) |
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コード | VGK |
ベンチマーク | FTSE欧州先進国オールキャップ・インデックス |
設定日 | 2005年3月4日 |
信託報酬 | 年0.09%(税別) |
純資産総額 | 137億米ドル |
売買単位 | 1株 |
最低購入単価 | 5,866円 |
決算日 | 四半期毎 |
管理会社 | ザ・バンガード・グループ・インク |
【VGK】バンガード・FTSE・ヨーロッパETFは、欧州(ヨーロッパ)先進国株式に分散投資できることが特徴です。
2019年2月末に経費率が値下げされて、年0.09%とさらに低コストで取引できるようになっています。
インデックスファンドの欧州株式指数ファンドは年0.66%ですので、かなり安いことがわかります。
またETFと比較しても、iシェアーズ ヨーロッパETFが年0.60%なのでコストの低さが際立ちますね。
ベンチマークのFTSE欧州先進国オールキャップ・インデックスは、欧州株式市場の小型株から大型株で構成されています。
現在の組み入れ銘柄は1,350となっており、多くの銘柄をカバーしています。
国別構成比率
国名 | 比率 |
---|---|
イギリス | 27.2% |
フランス | 16.1% |
スイス | 14.0% |
ドイツ | 13.7% |
オランダ | 5.4% |
スウェーデン | 4.7% |
スペイン | 4.7% |
イタリア | 4.1% |
デンマーク | 2.8% |
フィンランド | 2.0% |
ベルギー | 1.8% |
ノルウェー | 1.4% |
ポーランド | 0.7% |
アイルランド | 0.6% |
オーストリア | 0.5% |
ポルトガル | 0.3% |
英国が3割近くも占めており、次にフランス・スイスが続きます。
ヨーロッパの先進国を投資対象としており、西欧市場に多く投資しています。
構成銘柄比率
銘柄名 | 地域・国名 | 比率 |
---|---|---|
ネスレ | スイス | 3.07900% |
ノバルティス | スイス | 1.98800% |
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ | スイス | 1.98600% |
HSBCホールディングス | イギリス | 1.98600% |
BP | イギリス | 1.38800% |
トタル | フランス | 1.35400% |
SAP SE | ドイツ | 1.32700% |
ロイヤル・ダッチ・シェル クラスA | オランダ、イギリス | 1.24000% |
ロイヤル・ダッチ・シェル クラスB | オランダ、イギリス | 1.21400% |
アストラゼネカ | イギリス | 1.07100% |
上から4銘柄は【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFと同じ構成銘柄となっています。
ネスレやノバルティスなど、欧州の大企業が並んでおります。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1か月 | +6.37% | +6.65% |
3か月 | +4.33% | +4.49% |
1年 | +1.21% | +1.18% |
3年 | +9.18% | +9.43% |
5年 | +1.54% | +1.61% |
10年 | +7.23% | +7.22% |
設定来 | +4.45% | – |
※2019年6月末現在
年間別騰落率
年間 | ファンド | VTI | VEA |
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2018年 | -14.90% | -5.20% | -14.81% |
2017年 | +26.97% | +21.17% | +26.50% |
2016年 | -0.41% | +12.74% | +2.67% |
2015年 | -1.94% | +0.37% | -0.38% |
2014年 | -7.08% | +12.57% | -6.02% |
2013年 | +24.35% | +33.48% | +21.89% |
2012年 | +21.54% | +16.45% | +18.52% |
2011年 | -11.46% | +1.00% | -12.30% |
2010年 | +5.63% | +17.28% | +8.43% |
2009年 | +31.60% | +28.73% | +27.30% |
米国株式全体に投資を行う【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETF、米国を除く先進国に投資している【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFと成績を比較したところ、VEAとはほぼ同水準のリターン、VTIには大きく負けていることがわかります。
10年前に本ファンドに投資をしていた場合、およそ+100%のプラスリターンです。
ただVTIでは約4倍のリターンですので、約2倍も差を付けられていることになります。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
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2019/6 | 0.959800米ドル |
2019/3 | 0.305900米ドル |
2018/12 | 0.310900米ドル |
2018/9 | 0.221600米ドル |
2018/6 | 1.109600米ドル |
2018/3 | 0.278000米ドル |
2017/12 | 0.313600米ドル |
四半期ごとに分配金を出していて、2019年7月20日時点での分配金利回りは3.31%となっています。
現時点ではまずまずの配当水準であり、また6月に多く分配されることが特徴です。
投資家からの評判は?
今のところポートフォリオはHDV 100%ですが、折を見てSPYDには手を出したいと考えています。あとはVGK(バンガードFTSE ヨーロッパ ETF)が経費率0.09 %、分配利回り3.30 %と悪くないので気になっています。ドイツ銀行が破綻したら買いたい…
— ほえタコ (@HoeTako) 2019年6月28日
バンガードのVEA で日本が不要ならVGK買えばいいのか。日本株には東証から投資するし。
ブラックロックのEPPはオーストラリア・香港・・・これいいな。
インドETFは欲しいの見当たらないVWOでいいや。
— 気まぐれダウ猫@VOO (@DowNoNeko) 2019年6月1日
VGKについて軽く調べたけど、バンガード・FTSE・ヨーロッパETFのことで欧州株式市場の普通株式を投資対象とし、FTSE欧州先進国オールキャップ・インデックス(同インデックス)に連動した投資成果を目指すETFのことだな。そりゃネスレやロイヤルダッチシェルとかHSBCとかBTI入ってくるよね。
— カビネット (@Kabinett_inv) 2018年1月9日
【VGK】バンガード・FTSE・ヨーロッパETFの評価
【VGK】バンガード・FTSE・ヨーロッパETFですが、低コストで欧州先進諸国の株式に分散投資できることが評価されています。
コスト面ではさすがバンガードETFと言ったところで、他ファンドを圧倒する強みがあります。
国内から欧州株を取引しづらいこともあり、リスクヘッジとして保有するのはありだと思います。
リターンを期待するなら米国一択の方が良いですが、ヨーロッパの比率を上げて分散性を高めたい場合に活用できるでしょう。
配当利回りもまずまず魅力的で、今なら分配金狙いの投資にも利用できるETFとなります。
金融危機や移民問題など多くの問題を抱える欧州(EU)ですが、長いスパンで見れば成長する可能性もあるので、欧州市場の将来性に期待したい方は今のうちに仕込んでおくのも良いでしょう。
【VGK】バンガード・FTSE・ヨーロッパETFを購入できる会社はこちら
本ETFは海外ETFとなりますので、扱っている会社は下記となります。
証券会社 | ポイント |
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SBI証券 | 米国株式・ETFの最低手数料が無料 米国ETFを定期積立できるサービスあり。 海外ETFに低コストで投資可能。 |
マネックス証券 | 米国株式・ETFの最低手数料が0円 約3,000銘柄以上の米国株取り扱い。 米国ETFが実質手数料無料になるゼロETFがある。 米国株の時間外取引が可能。 |
楽天証券 | 米国ETFにおける最低取引手数料が無料 楽天レバレッジETFは手数料無料。 90日の指値期間。 |
サクソバンク証券 | 他社を引き離す業界最安の手数料が魅力。 米国ETF含めて6,000銘柄以上を取り扱っている。 |