インベスコQQQトラスト・シリーズ1(旧パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1)は、ナスダック100指数(NASDAQ-100)に連動する動きを目指す米国ETFとなります。
ファンドの名称が「パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1」から変更されています。
インベスコQQQトラスト・シリーズ1の詳細
上場市場 | NASDAQ(ナスダック) |
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コード | QQQ |
ベンチマーク | ナスダック100指数 |
設定日 | 1999年3月10日 |
信託報酬 | 年0.20%(税別) |
純資産総額 | 628億米ドル |
出来高(月間) | 117,984万株 |
売買単位 | 1株 |
最低購入単価 | 17,848円 |
決算日 | 年4回(3月、6月、9月、12月) |
資産構成 | 米国株式…95.27% 米国株式以外の株式…4.59% 債券・・・0% キャッシュ…0.12% その他…0% |
管理会社 | インベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメント LLC |
インベスコQQQトラスト・シリーズ1の特徴は、NASDAQに上場している企業のうち時価総額上位の100社に投資を行えることになります。
ナスダック100指数の構成銘柄は企業としての成長を重視しており、他のインデックスと比べて値動きが大きいことが特徴です。
金融を除くITやバイオテクノロジー分野の企業が中心となっており、アップルやアマゾンなどここ数十年で大きく成長を遂げた銘柄で構成されています。
そしてここ数年のパフォーマンスはS&P500やNYダウを上回っています。
2008年のリーマンショックから実に6倍以上の上昇となっています。
ナスダック100指数をベンチマークとする他のETFは、国内ETFで「NEXT FUNDS NASDAQ-100® 連動型上場投信」がありますが、信託報酬が年0.45%とやや高めであり、最低購入単価も10口からとまとまった資金が必要であることが難点です。
本ETFは年0.20%と半分以下のコストで投資でき、米国ETFですので1口から売買可能とまとまった資金も必要ありません。
国別構成比率
国名 | 比率 |
---|---|
アメリカ | 96.17% |
中国 | 1.81% |
イギリス | 0.64% |
ドイツ | 0.63% |
アイルランド | 0.20% |
イスラエル | 0.20% |
業種別構成比率
国名 | 比率 |
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情報技術 | 61.09% |
一般消費財 | 20.8% |
ヘルスケア | 10.24% |
生活必需品 | 4.75% |
資本財 | 2.19% |
電気通信 | 0.93% |
構成銘柄比率
国名 | 比率 |
---|---|
アップル | 11.44% |
アマゾン | 10.35% |
マイクロソフト | 9.56% |
フェイスブック | 5.89% |
アルファベットC | 4.89% |
アルファベットA | 4.24% |
インテル | 2.91% |
シスコシステムズ | 2.50% |
ネットフリックス | 2.15% |
コムキャスト | 1.89% |
エヌビディア | 1.83% |
アムジェン | 1.52% |
アドビシステムズ | 1.49% |
テキサス・インスツルメンツ | 1.34% |
ペイパル・ホールディングス | 1.24% |
アップルやアマゾン、マイクロソフトなど世界を代表するテクノロジー企業を中心に構成されています。
NYダウやS&P500の上位銘柄と異なる点として、金融銘柄がなく「アムジェン」などのバイオテクノロジー銘柄に多く投資している点になります。
現在の構成銘柄は106銘柄となっております。
上位10位の銘柄は全体の半数近くを占めておりますので、ファンドの値動きに大きな影響を与えます。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間(年率平均) | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
年初来 | 16.89% | 16.49% |
1年 | 13.36% | 9.43% |
3年 | 19.43% | 16.65% |
5年 | 16.84% | 12.98% |
10年 | 20.89% | 17.59% |
設定来 | 7.37% | 5.99% |
※2019年3月末現在
年間別騰落率
年間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
2017年 | 32.66% | 32.99% |
2016年 | 7.10% | 7.27% |
2015年 | 9.45% | 9.75% |
2014年 | 19.16% | 19.40% |
2013年 | – | 36.92% |
2012年 | – | 18.35% |
2011年 | – | 3.65% |
ベンチマークとほぼ乖離がなく、上手く連動が取れていることがわかります。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
---|---|
2019/3 | 0.32421米ドル |
2018/12 | 0.42060米ドル |
2018/9 | 0.32975米ドル |
2018/6 | 0.37837米ドル |
2018/3 | 0.27655米ドル |
2017/12 | 0.32941米ドル |
2017/9 | 0.31938米ドル |
2017/6 | 0.37842米ドル |
2017/3 | 0.27415米ドル |
2016/12 | 0.35494米ドル |
2016/9 | 0.29387米ドル |
年4回、四半期ごとに分配金を出しており、2018年4月18日時点での分配金利回りは0.69%前後となっています。
分配金をあまり出さない企業で構成されておりますので、利回りはおまけ程度と考える方が良いでしょう。
投資家からの評判は?
昨日はNISA口座でQQQを購入しました。
GAFAプラスMSFTにまとめて投資できる優れたETFです。NISA口座では頻繁に売買する必要がないETFがオススメです。
— joker (@joker72927477) 2019年7月4日
主戦場はETFだけど、上昇相場ではETF、下落相場では個別株を狙うのも良いかもと考える派なので
業種限らず英、米国個別株を調べるのが最近のマイブーム
手持ちのVTI、QQQと比較しながらこの銘柄を買う価値があるのか、或いははVTI、QQQで良いのか判断する#個別株はタイミング重視— たな(気絶中) (@tananana_) 2018年10月17日
10/11現在の米国株(アメリカ株)保有状況です(投資信託はカウントしていません)。久々のチャンスタイムが来たのでひとまずVとQQQを買い増しています。反発局面で場合によっては高配当系銘柄・ETFの買い増しも検討します。 pic.twitter.com/l1jw4Jhy9b
— Rikyo@株式不動産投資 (@Rikyo2014) 2018年10月12日
面白そうなETF
1、パワーシェアーズ QQQ トラスト・シリーズ1
ナスダック大手約100社ETF
今後AI,ロボット、バイオ、フィンテック企業などハイテク系が伸びていくだろうから安全投資としてありかなと思った2、AI Powered Equity ETF
世界初のAIが運用するアクティブ運用型ETFらしい— FXトレーダー Hiro (@FXtradeHiro) 2017年12月26日
インベスコQQQトラスト・シリーズ1の評価
インベスコQQQトラスト・シリーズ1ですが、好パフォーマンスが続いているナスダック100指数に、低コストで投資できるETFであることが評価できます。
ボラティリティが高いので下落時のリスクも大きいですが、ポートフォリオの一部に組み込むなら期待できるリターンを考えると投資するのもアリかと思います。
組み入れ銘柄は自動的に変更されるため、時代の変化に合わせてその時代の先進的な企業に投資を行う形となります。
全て時価総額の高い銘柄で倒産リスクが小さいこともメリットと言えます。
数少ないナスダックに投資できるETFであり、NYダウやS&P500では満足できないという方におすすめの米国ETFと言えるでしょう。
インベスコQQQトラスト・シリーズ1を購入できる会社はこちら
本ETFは海外ETFとなりますので、扱っている会社は下記となります。
今後海外ETFを扱う会社が、もう少し増えてもらえると嬉しいですね。
証券会社 | ポイント |
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楽天証券 | 海外ETF取り扱いNo.1、楽天レバレッジETFは手数料無料 |
SBI証券 | 手数料が安く利便性も高い |
マネックス証券 | 米国ETFが実質手数料無料になるゼロETFがある |