バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)は、米国の高配当株に幅広く投資が行えるETFになります。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)と並んで人気のバンガードETFとなっています。
バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)の詳細
上場市場 | NYSEアーカ取引所(NYSE Arca) |
---|---|
コード | VYM |
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス |
設定日 | 2006年11月10日 |
信託報酬 | 年0.08%(税別) (2019年2月26日付で年0.06%) |
純資産総額 | 220.80億米ドル |
売買単位 | 1株 |
最低購入単価 | 8,549円 |
決算日 | 年4回(3月、6月、9月、12月) |
管理会社 | ザ・バンガード・グループ・インク |
バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)は、これ1本でアメリカの高配当銘柄に分散投資できることが特徴です。
2019年2月26日に信託報酬引き下げが予定されており年0.06%となります。
信託報酬年0.08%という国内では考えられない低水準で、米国株取引できることが魅力です。
同じ高配当株に投資しているiシェアーズ・コア 米国高配当株(HDV)と同コストになっています。
ベンチマークのFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスは、アメリカの大型株の中から予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄で構成されています。
インデックスにリート(不動産)は含まれておりません。
配当利回りは3%前後と個別の高配当銘柄には劣りますが、多くの銘柄に分散しているため損失リスクを抑えることが可能です。
またキャピタルゲイン(値上がり益)を狙いながら安定した配当を得たい方にも最適なETFとなっています。
セクター別構成比率
国名 | 比率 |
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金融 | 15.9% |
ヘルスケア | 13.8% |
消費財 | 12.7% |
資本財 | 11.9% |
テクノロジー | 11.2% |
石油・ガス | 10.0% |
消費者サービス | 9.2% |
公益 | 7.2% |
通信サービス | 4.7% |
素材 | 3.4% |
金融セクターの比率が高く、金融危機時には下値リスクが大きくなります。
テクノロジー系が少なく、消費財セクターに多く投資していることも特徴です。
構成銘柄比率
国名 | 比率 |
---|---|
JPMorgan Chase & Co. | 1.7% |
Johnson & Johnson | 1.2% |
Exxon Mobil Corp. | 1.2% |
Pfizer Inc. | 0.9% |
AT&T Inc | 0.8% |
Chevron Corp | 0.7% |
Cisco Systems Inc | 0.7% |
Wells Fargo & Co | 0.7% |
Verizon Communications Inc | 0.7% |
Intel Corp | 0.5% |
ジョンソン&ジョンソンやJPモルガン・チェースなど、米国の大型株を中心に400銘柄以上で構成されています。
無配による成長性を重視している、アマゾンやグーグルなどには投資していません。
上位10銘柄で全体の26%程度となり分散性は高いと言えませんが、大型株で構成されているので経済危機が起きない限り安全性が高いと言えます。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
3ヵ月 | 5.74% | 5.74% |
年初来 | 4.14% | 4.18% |
1年 | 10.67% | 10.75% |
3年 | 15.08% | 15.16% |
5年 | 12.04% | 12.12% |
10年 | 10.97% | 11.06% |
設定来 | 8.03% | 8.13% |
※2018年9月末現在
年間別騰落率
年間 | ファンド |
---|---|
2017年 | 14.3% |
2016年 | 17.0% |
2015年 | 0.3% |
2014年 | 11.8% |
2013年 | 30.1% |
2012年 | 12.7% |
2011年 | 10.5% |
2010年 | 14.2% |
2009年 | 16.1% |
2008年 | -31.9% |
2007年 | 1.4% |
ベンチマークとほぼ同リターンとなっており、上手く連動が取れていることがわかります。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
---|---|
2018/12 | 0.73880米ドル |
2018/9 | 0.67180米ドル |
2018/6 | 0.63020米ドル |
2018/3 | 0.60840米ドル |
2018/12 | 0.64310米ドル |
2018/9 | 0.60200米ドル |
2018/6 | 0.59600米ドル |
四半期ごとに分配金を出しており、2019年1月1日時点での分配金利回りは3.40%となっています。
ここ最近の利回りは2~3%程度で推移しております。
投資家からの評判は?
コアをVOOにすべきかVYMにすべきか迷ってる。将来的な資産形成ならVOOが最適解なんだろうけど、VYMみたいに配当が増えていく方が不労所得がわかりやすく、資産形成のモチベーションを維持できそう#資産運用#米国株 #ETF#インデックス投資
— shinsuke-life (@shinsuke_555) 2019年1月8日
米国株価が下落しているので、バンガード米国高配当株式ETF【VYM】に30万円投資しました。
今から配当が楽しみ。
持ち株の含み益は大分減っちゃったんですけどね涙— tamezo (@tamachi_7) 2018年10月30日
コカコーラ(KO)とバンガード米国高配当株式ETF(VYM)を分析したが、2つとも意外と悪くなかった。
買おうか悩むな〜( ̄▽ ̄)— アキラ@3075万円資産運用中『金の卵を産むガチョウ資産&投資術』 (@takahama_akira) 2018年10月23日
NISAで運用中のバンガード米国高配当株ETFの四半期配当が少額ですが入りました✨133株で$75.44💓来週の買い増し資金に充てます🎵
米国増配株式ETFの配当もそろそろ来るはず…?— ディム・サム@投資家見習い (@dimsuminvest) 2018年7月5日
バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)の評価
バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)ですが、米国高配当株に超低コストで分散投資できる点が評価できます。
アメリカ経済は今後も成長が続く見込みですので、値上がりを期待しながら高い配当金も得たい場合にぴったりです。
テクノロジー系比率が少ないので直近パフォーマンスとしては他ETFにやや劣っています。
ただ年4回配当があること、大型株でこの先も安定した配当が期待できることから、配当金狙いの投資に最適です。
高い分配金と値上がり益が狙える優秀ETFであり、ポートフォリオに組んでおきたい海外ETFと言えます。
バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)を購入できる会社はこちら
本ETFは海外ETFとなりますので、扱っている会社は下記となります。
証券会社 | ポイント |
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SBI証券 | 海外ETFで手数料最安水準 |
マネックス証券 | 米国ETFが実質手数料無料になるゼロETFがある |
楽天証券 | 楽天レバレッジETFは手数料無料 |