iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF(PFF)は、アメリカの優先株式に幅広く投資が行えるETFになります。
配当利回りが高いことから、国内でも人気の米国ETFとなっています。
iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF(PFF)の詳細
上場市場 | ナスダック証券取引所 |
---|---|
コード | PFF |
ベンチマーク | S&P 米国優先株式インデックス |
設定日 | 2007年3月26日 |
信託報酬 | 年0.47%(税別) |
純資産総額 | 167億米ドル |
売買単位 | 1株 |
決算日 | 年12回 |
管理会社 | ブラックロック |
iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF(PFF)の特徴は、毎月配当が支払われることに加えて利回りも高いことになります。
優先株式とは普通株と比べて配当金を多くもらえたり、投資家に対して有利な権利が与えられてる株式のことです。
国内では馴染みがないですが、アメリカでは盛んに取引されています。
S&P 米国優先株式インデックスに連動するETFとなっており、現在はおよそ300の銘柄で構成されています。
米国優先株式となっていますが、アメリカ以外の国にも少量投資されています。
構成銘柄の業種は銀行や不動産など金融系の銘柄の比率が高くなっています。
そのためリーマンショック級の暴落に見舞われると、本ETFも大きく下落する恐れがあります。
ただ平常時の値動きは安定しており、ここ8年のチャートを見ても、非常に小さなレンジ内での値動きとなっています。
ある程度のリスクを取れる方は、配当金狙いの投資として、債券ETFのような活用ができるでしょう。
業種別構成比率
国名 | 比率 |
---|---|
銀行業 | 35.23% |
各種金融 | 24.69% |
不動産 | 14.01% |
保険業 | 9.98% |
エネルギー | 3.82% |
公益事業 | 3.21% |
ヘルスケア機器・サービス | 2.22% |
食品・飲料・タバコ | 1.81% |
キャッシュ等 | 1.65% |
資本財 | 1.02% |
構成銘柄比率
国名 | 比率 |
---|---|
アバゴ・テクノロジー | 2.22% |
ウェルズ・ファーゴ | 2.03% |
バンク・オブ・アメリカ | 1.99% |
GMACキャピタル・トラスト | 1.79% |
Citigroup Capital | 1.69% |
ネクステラ・エナジー | 1.29% |
ダナハー | 1.24% |
NYダウやS&P500とは一味違った構成銘柄となります。
現在は半導体大手のアバゴ・テクノロジー(ブロードコム)に多く投資しています。
500以上の銘柄に投資しているので、企業の経営リスクも分散できています。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド |
---|---|
1ヵ月 | +1.82% |
3ヵ月 | +5.86% |
6ヵ月 | +4.31% |
1年 | +3.65% |
3年 | +10.82% |
5年 | +24.23% |
10年 | +66.85% |
設定来 | +75.30% |
年度別騰落率
期間 | ファンド |
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2019年 | +15.62% |
2018年 | -4.77% |
2017年 | +8.33% |
2016年 | +1.26% |
2015年 | +4.62% |
※2020年8月末現在
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
---|---|
2018/9 | 0.160218米ドル |
2020/8 | 0.163345米ドル |
2020/7 | 0.167493米ドル |
2020/6 | 0.169100米ドル |
2020/5 | 0.169720米ドル |
2020/4 | 0.173227米ドル |
2020/3 | 0.160342米ドル |
2020/2 | 0.163760米ドル |
2019年累計 | 1.997674米ドル |
2018年累計 | 2.16224米ドル |
毎月配当金を出しており、2018年8月31日時点での配当金利回りは5.39%となっています。
株式ETFでは非常に高い利回りとなっており、配当金狙いの投資に最適と言えます。
投資家からの評判は?
本日、自分のお給料を振込みました。
さて月末までにどの銘柄を買うか…
ETFを1銘柄または2銘柄
個別株を1銘柄または見送り
合計2銘柄、それぞれ12万〜13万で合計25万というルールを先月から試してみてます。
【候補銘柄】
HDV
PFF
SPYD
BTI
WBK
RDS-B(新規
ABBV(新規— おたつさん (@otatsuotatsu) 2019年2月22日
【PFF】iシェアーズ米国優先株式を32株新規買付しました?
10月二度目の買付です。
リセッション時には脆弱な同ETFですが、平時には値動きヨコヨコの債券的な性格を発揮してくれますし、何より高分配利回りが魅力。
PF内のバランスを取りながらある程度は追加投資していきます。#米国株 pic.twitter.com/bLMfqiTmdg— コロぴす@米国株??中心に資産株を買い続ける?? (@kabumameta0629) 2018年10月10日
iシェアーズ米国優先株式ETF(pff)というETFを調べてみました。とりあえず36ドル付近を推移して利回り約5.6%です。金融や資本財の割合が高く債券的な動きをします。今後は利上げ来そうなんで価格は下がるかも
他の債券ETFとトータルリターンは同じくらいですが単価安いので選択の余地有りですね!— kay米国株式投資????長期派 (@Kay_US_Stock) 2018年7月6日
残NISA枠はiシェアーズのPFFに突っ込んだ。2018NISAは二重課税を逃れられる高配当海外ETFに充ててみよう。円に換えると10%取られるから、ドルで持っておくか・・・
— mini (@minierrr) 2017年12月25日
iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF(PFF)の評価
iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF(PFF)ですが、好利回りの配当金を毎月もらえることが評価されています。
保有コストはやや高めですが、個人では買いづらい優先株式に投資できることがメリットになります。
毎月配当を受けられることから、ある程度のリスクを許容できる場合、寝かせたキャッシュを有効活用するのにおすすめのETFと言えるでしょう。
iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF(PFF)を購入できる会社はこちら
本ETFは海外ETFとなりますので、扱っている会社は下記となります。
証券会社 | ポイント |
---|---|
SBI証券 | 海外ETFで手数料最安水準 |
マネックス証券 | 米国ETFが実質手数料無料になるゼロETFがある |
楽天証券 | 楽天レバレッジETFは手数料無料 |