上場インデックスファンド豪州リート(1555)(愛称:上場Aリート)は、豪州のREIT(不動産)市場に連動した運用成績を目指す国内ETFのことです。
日興アセットマネジメントが運営する上場インデックスファンドシリーズの一つとなります。
上場インデックスファンド豪州リート(1555)の詳細
上場市場 | 東京証券取引所 |
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コード | 1555 |
ベンチマーク | S&P/ASX200 A-REIT指数(円換算) |
設定日 | 2011年3月3日 (上場は2011年3月9日) |
信託報酬 | 年0.45%以内(税別) |
純資産総額 | 約134億円 |
出来高(月間) | 83,970株 |
決算日 | 年6回(1月、3月、5月、7月、9月、11月の10日) |
売買単位 | 10口 |
最低購入単価 | 16,620円 |
信託期間 | 無期限 |
信託財産留保額 | なし |
資産構成 | REIT:102.76% 現金・その他:-2.76% 組入銘柄数:19柄数 |
管理会社 | 日興アセットマネジメント株式会社 |
上場インデックスファンド豪州リート(1555)の特徴は、個人では手の出しづらいオーストラリアの不動産に投資できることになります。
分配は隔月で行われ、1年で6回もらえることも魅力です。
ベンチマークのS&P/ASX200 A-REIT指数は、オーストラリア証券取引所に上場しているリートを対象に、時価総額で加重平均した指数となっています。
同指数を投資対象としている国内ETFは1555のみとなっています。
少しニッチなETFだけあって活発な取引は行われておりません。
ただどうしても米国REITがメインとなってしまう海外リートにおいて、豪州単独のリートに投資できることはメリットになります。
豪州単独と言いましたが、実際にはニュージーランドの不動産に投資しているファンドも含まれています。
米国だけでなく幅広い地域のリートに分散投資したい方は、1555のETFをポートフォリオに加えることをおすすめします。
組入銘柄
銘柄 | 比率 |
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GOODMAN GROUP | +18.26% |
SCENTRE GROUP | +18.17% |
ENTRE GROUP DEXUS | +10.85% |
GPT GROUP | +9.36% |
MIRVAC GROUP | +8.46% |
STOCKLAND | +7.53% |
VICINITY CENTRES | +7.03% |
UNIBAIL-RODAMCO-WTFIELD-CDI | +4.31% |
CHARTER HALL GROUP | +3.58% |
SHOPPING CENTRES AUSTRALASIA | +1.90% |
2位の「センター・グループ」は分配金利回り5.88%(2019年3月8時点)と高い水準となっています。
利回り・パフォーマンスは?
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1カ月 | +0.38% | +0.12% |
3カ月 | +0.07% | -0.41% |
6カ月 | -0.99% | -0.51% |
1年 | +5.41% | +6.01% |
年初来 | +6.16% | +5.61% |
設定来 | +60.44% | +59.04% |
年間 | ファンド | ベンチマーク |
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2018 | -11.95% | -11.00% |
2017 | +7.10% | +6.75% |
2016 | +1.34% | +1.51% |
2015 | +4.28% | -4.70%% |
2014 | +31.99% | +31.46% |
※2019年2月末時点
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(10口当たり) |
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2021年03月 | 93円 |
2021年01月 | 92円 |
2020年11月 | 94円 |
2020年09月 | 94円 |
2020年07月 | 95円 |
年に6回分配金を出しており、2021年5月7日時点での利回りは3.38%となっています。
魅力が高い利回りとは言えませんが、分配回数が多いことから、定期的に配当を受け取りたい方に最適のETFとなるでしょう。
オーストラリアのREIT(#1555)を100株保有しているんですが、隔月で配当が930円、税引くと740円くらいが入ってきます。
— fuuta (@fuuta917593) March 10, 2021
投資家からの評判は?
オーストラリアとカナダの株とRIETに投資をしたいのだが、国内証券会社のETFは壊滅、投資信託だと信託報酬高すぎ。
オーストラリアREITは1555を買えばなんとかなりそうインタラクティブ・ブローカーズ証券を開設するしかなさそうだが、確定申告がめんどくさい。法人で開いて税理士に丸投げが無難か?
— オプション職人 (@optionshokunin) 2019年2月10日
東証上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT) に新規投資しました。ニュージーランドにも投資されており、ポートフォリオに新しい国を迎えることができました。コレクションが増えた❣️
— 桶井 道@セミリタ時短社員 (@okeydon) 2019年1月28日
いずれも少額投資なので悲しくなってくる金額ですが分配金の入金💰
タカラレーベン・インフラ投資法人(9281) 3264 円
上場インデックスファンド豪州リート 734円
上場インデックスファン新興国債権 776円
金額の大小に関わらず再投資に組み込むことが大事。— チーズ (@cheese275) 2018年8月16日
分配金
【1555】上場インデックスファンド豪州リート 9円年に6回、分配金が貰えます。分配金利回りもETFの中では上位になりますね。平均買付け単価を下回ることは滅多にない銘柄です。
— Yの日常 (@DhV9dfV3Deu0hlE) 2018年2月16日
上場インデックスファンド豪州リート(1555)の評価
上場インデックスファンド豪州リート(1555)ですが、アメリカ市場に影響を受けにくいオーストラリアのREITに投資できることが評価されています。
分配回数が多く利回りもまずまずのため、海外リートの一部として保有するには検討価値のあるETFと言えます。
ここ最近は比較的値動きが安定しており、国内REITに比べれば景気の変動を受けづらい商品となります。
信託報酬がやや高いことがネックですが、分散投資の一環としてポートフォリオに加えるのであれば、おすすめとなるリートETFでしょう。
おすすめな証券会社は?
東京証券取引所に上場しているので、国内ほぼ全ての証券会社で購入可能となっています。
一日に何度も取引したい方は手数料が安いDMM株がおすすめです。
10口のみなど少額で取引する場合は、10万円まで手数料0円の岡三オンライン証券、楽天証券を利用するのが最適でしょう。