【USMV】iシェアーズ・エッジMSCI米国ミニマム・ボラティリティは、比較的値動きの小さな米国株式に投資が行えるETFになります。
ここ数年で急激に資産残高を増やしている注目のファンドです。
【USMV】iシェアーズ・エッジMSCI米国ミニマム・ボラティリティの詳細
上場市場 | NYSEアーカ取引所(NYSE Arca) |
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コード | USMV |
ベンチマーク | MSCI USA Minimum Volatility (USD) Index |
設定日 | 2011年10月18日 |
信託報酬 | 年0.15%(税別) |
純資産総額 | 348億米ドル |
出来高 (20日間平均) |
4,620,001.75株 |
売買単位 | 1株 |
最低購入単価 | 6,885円 |
決算日 | 年4回(3、6、9、12月) |
管理会社 | ブラックロック |
【USMV】iシェアーズ・エッジMSCI米国ミニマム・ボラティリティの特徴は、低ボラティリティのアメリカ株式に分散投資が行えることになります。
信託報酬も年0.15%と高くなく、コストを気にせず投資できることが魅力です。
組入銘柄は値動きが安定している銘柄で構成されているので、株価が高値圏にあるときの避難先として重宝できるでしょう。
事実ここ最近は資金流入が目立っており、全体で見ても上位を付けています。
近いうちに大きな調整が来るといわれていることから、本ETFに限らず低ボラティリティETFの人気が高まっています。
運用パフォーマンスも安定しているので、暴落時にコツコツ買い付けていくのが良さそうなETFだと思います。
業種別構成比率
国名 | 比率 |
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情報技術 | 16.27% |
金融 | 14.45% |
生活必需品 | 12.21% |
一般消費財 | 10.63% |
ヘルスケア | 10.48% |
公共事業 | 8.72% |
不動産 | 8.47% |
資本財 | 7.02% |
通信サービス | 5.83% |
素材 | 2.97% |
エネルギー | 2.71% |
キャッシュなど | 0.25% |
比較的ボラが大きいとされる情報セクターに多く投資していることは意外です。
ただ景気に左右されない生活必需品セクターも上位となっています。
業種も幅広く分散されており偏りがないことは評価できます。
構成銘柄比率
国名 | 比率 |
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ニューモント・マイニング | 1.80% |
コカ・コーラ | 1.54% |
ウェイスト・マネジメント | 1.49% |
ビザ クラスA | 1.49% |
マクドナルド | 1.49% |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 1.47% |
ペプシコ | 1.45% |
ネクステラ・エナジー | 1.43% |
リパブリック・サービシズ | 1.37% |
ヤム・ブランズ | 1.34% |
全271の銘柄に投資を行っています。
全体的にみても指標的には割安と言えない構成銘柄です。
世界トップの産金会社「ニューモント・マイニング」、大手廃棄物処理会社の「ウェイスト・マネジメント」が上位となっています。
ウェイスト・マネジメントは国内ではあまり馴染みのない企業ですが、安定した配当性向・事業を続けており、保守(ディフェンシブ)銘柄として位置づけされています。
利回り・パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF (IVV) |
---|---|---|
1ヵ月 | +1.66% | -1.59% |
3ヵ月 | +8.51% | +6.85% |
6ヵ月 | +11.98% | +6.14% |
年初来 | +22.91% | +18.32% |
1年 | +15.01% | +2.89% |
3年 | +47.42% | +43.00% |
5年 | +85.05% | +61.55% |
設定来 | +194.77% | – |
※2019年8月末現在
年間別騰落率
年間 | ファンド | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF (IVV) |
---|---|---|
2018年 | +1.36% | -4.42% |
2017年 | +18.97% | +21.79% |
2016年 | +10.50% | +21.79% |
2015年 | +5.50% | +1.34% |
2014年 | +16.34% | +13.62% |
S&P500をベンチマークとしている「iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)」とパフォーマンスの比較をしてみました。
ここ1年だけでなく5年間の累計リターンでも、USMVの方が好成績を残せています。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金(1口当たり) |
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2019/9 | 0.286866米ドル |
2019/6 | 0.325321米ドル |
2019/3 | 0.236344米ドル |
2018/12 | 0.331388米ドル |
2018/9 | 0.253324米ドル |
2018/6 | 0.290556米ドル |
2018/3 | 0.234529米ドル |
年4回分配金を出していて、2019年9月13日時点での分配金利回りは1.85%前後となっています。
決して高配当ETFではありませんので、分配金はおまけ程度とみていた方が良いでしょう。
投資家からの評判は?
今のPF、グロバ3倍100%…
楽天証券でUSMVの取り扱い始まったらそちらの積立始めて、レバを下げたい…— ささ (@sasasan_33) 2019年10月21日
リセッション用株式ETFメモ
XLP,USMV,SPLV,VPU,VHT,VDCいったんSPTMを処分し、USMVにする。SPTL,SPTS,IAUを買い増し。
— プロイセン公爵 (@tanielyoyo) 2019年7月18日
iシェアーズ・エッジ・MSCI最小分散米国ETF(上場投信)には27日、2億4500万ドルの資金流入があった。これは2月15日以来の大きさだ。
らしいけど、これってUSMVのことかな?
今気になって見たんですが、世界的に低ボラティリティETFは堅調ですね pic.twitter.com/WNJE6BJ9N5— なめるなよ (@PlayerNatural9) 2019年3月28日
【USMV】iシェアーズ・エッジMSCI米国ミニマム・ボラティリティの評価
【USMV】iシェアーズ・エッジMSCI米国ミニマム・ボラティリティですが、ベータ値の低い低ボラティリティ米国銘柄に幅広く投資できることが評価されています。
リターンはS&P 500をアウトパフォームするなど好調で、景気後退に備えて保有するのもありだと思われます。
株式に投資し続けたいけど上値の余地が限定的だと思われるなら、本ETFを活用して守りの投資を行うことを検討してみましょう。
【USMV】iシェアーズ・エッジMSCI米国ミニマム・ボラティリティを購入できる会社はこちら
本ETFは扱っている会社が少なく、現在のところサクソバンク証券のみとなっています。
証券会社 | ポイント |
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