少額でS&P500に投資できる!iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)の評価・解説

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFは、「S&P500 (TTM、円建て)」に連動した動きを目指すETFになります。
「ブラックロック・グループ」が運用しているiシェアーズ(iShares)シリーズの一つでもあり、2017年9月27日に新たに設定されました。

本ETFに投資することで、米国株式全体に幅広く分散投資が行えることになります。

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iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFの詳細

上場市場 東京証券取引所
コード 1655【最新の株価】
ベンチマーク S&P500 (TTM、円建て)
設定日 2017年9月27日
信託報酬 年0.075%(税別)
(2022年6月21日以降は年0.15%)
純資産総額 238億円
決算日 年2回(2月9日、7月9日)
売買単位 1口
最低購入単価 3,245円
資産構成 株式…99.75%
現金など…0.25%
分配金利回り…0.29%
管理会社 ブラックロック・ジャパン

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFは、売買単位が1口(1株)からと少額で購入できる点が特徴です。
現在は3,000円程度で投資ができ、少額投資に活用できるETFとなっています。

ただし信託報酬は年0.15%(2022年6月21日までは年0.075%)と、国内ETFである「上場インデックスファンド米国株式」(年0.16%)よりかは低いものの、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(2558)(年0.078%)の低さには及びません。

本ETFで投資するメリットとしては、1口からと少額で取引できることでしょう。
同じS&P500を投資対象とする「上場インデックスファンド米国株式」(10口、2~3万円)「SPDRS&P500 ETF」(1口、2~3万円)よりも10分の一の価格で購入することができます。

為替ヘッジ付きファンドもある

本ETFのヘッジ付のファンドとして、iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)(2563)が上場しています。
信託報酬は年0.075%(2022年6月21日まで)と同一です。

他のヘッジありのS&P 500ETFはMAXIS米国株式(S&P500)上場投信(為替ヘッジあり)(2630)が存在し、信託報酬は年0.078%となります。
為替リスクをなるべく排除したい場合は活用してみましょう。

組入銘柄

国名 比率
iShares Core S&P 500 ETF 99.93%
現金(日本円) 0.07%
現金(米ドル) 0%

本ファンドは、同じブラックロックが管理している「iShares Core S&P 500 ETF」を通じて運用されています。

ETFの組入銘柄は?

銘柄 業種 比率
アップル 情報技術 6.00%
マイクロソフト 情報技術 5.53%
アマゾン 一般消費財・サービス 4.09%
フェイスブック 情報技術 2.09%
アルファベット クラスA 情報技術 1.94%
アルファベット クラスC 情報技術 1.87%
テスラ 一般消費財・サービス 1.60%
バークシャー・ハサウェイ 金融 1.45%
JPモルガン・チェース 情報技術 1.31%
ジョンソン・エンド・ジョンソン 生活必需品 1.19%

利回り・パフォーマンスは?

年間 ファンド ベンチマーク
3か月 +14.00% +13.92%
1年 +55.74% +55.15%
1年 +63.26% +62.55%
設定来 +64.01% +64.89%
年間 ファンド ベンチマーク
2020年 +10.20% +10.07%
2019年 +30.35% +30.32%
2018年 -7.45% -7.79%
2017年 +8.2%
(9月27日から年末)
+17.5%
2016年 +6.1%
2015年 +0.9%
2014年 +31.7%
2013年 +60.4%
2012年 +27.0%

※2021年3月31日時点

本ETFの投資対象指数である、S&P500とのパフォーマンス比較です。
運用開始直後はやや乖離が発生していましたが、徐々に指数と連動するようになっています。

配当金・分配金は?

決算日 分配金(1口当たり)
2021/2/9 15円
2020/8/9 16円
2020/2/9 15円
2019/8/9 19円
2019/2/9 16円
2018/8/9 19円
2018/2/9 6円

年2回の決算です。
現在(2021年5月9日)の利回りは年0.94%となっています。

株高によりついに1%を割り込みました。

投資家からの評判は?

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFの評価

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFですが、米国株式全体に低コスト&少額で分散投資が行えることが評価できます。
数千円で購入できますから、少額でコツコツ積み立てていくことも可能です。

取引時に手数料がかかるデメリットも少額取引であれば、手数料負担を受けなくて済みます。

ただ数十年と長いスパンで投資を考えている方は、信託報酬の優位性からMAXIS米国株式(S&P500)上場投信(2558)で投資を行った方が良いでしょう。
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