上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)とは「日本円換算したMSCIコクサイ・インデックス(MSCI kokusai Index)」に連動する運用成績を目指しているインデックス型ETFです。
このETF一つで先進国に幅広く(日本を除く)投資することが可能になります。
「つみたてNISA」に対応するため、2018年7月30日より現物運用へ切り替え&信託報酬の引き下げ(年0.24%)が行われています。
上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)の詳細
上場市場 | 東京証券取引所 |
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コード | 1680 |
ベンチマーク | 日本円換算したMSCIコクサイ・インデックス(MSCI kokusai Index) |
上場年月日 | 2010年1月29日 |
信託報酬 | 年0.24%(税別) |
純資産総額 | 117.6億円 |
出来高 | 17,000株(1,700枚) |
売買単位 | 10口 |
最低購入価格 | 22,380円 |
決算日 | 年1回(1月20日) |
信託財産留保額 | 0.3% |
管理会社 | 日興アセットマネジメント株式会社 |
ベンチマークが同じである他のETFと信託報酬は横並び(年0.25%)になっております。
ただ本ETFは決算が年1回なのと、ベンチマークと比較して成績が安定していることが特徴になるでしょう。
分配回数が増えるとその分運用効率が悪くなり成績にも悪い影響を与えてしまいます。
そのため本ETFのように少ない方が運用リターンも期待することができます。
ただ競合するETFと比べて出来高が少なく流動性に乏しいですので、短期取引には利用しづらいETFになります。
利回り・パフォーマンスは?
年 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1ヵ月 | 1.5% | – |
3ヵ月 | 3.8% | 5.1% |
6ヵ月 | 6.2% | 6.7% |
1年 | 30% | 29.4% |
3年 | 8.9% | 9.6% |
5年 | 20% | 20.2% |
※2017年6月末時点
どちらも配当込指数で比較しておりますが、ここ1年のリターンは本ファンドの成績が上回っています。
また設定来のパフォーマンスも、ベンチマークを上回っており安定した成績を残しています。
過去の年次騰落率
年 | ファンド | ベンチマーク |
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2016年 | 3.1% | 5.7% |
2015年 | -1.5% | -1.5% |
2014年 | 22.9% | 21.9% |
2013年 | 52.7% | 54.6% |
ただここ数年の年次リターンを見ると、ベンチマークとやや乖離が発生している年があります。
配当金・分配金は?
決算日 | 分配金 |
---|---|
2017/1/20 | 508円 |
2016/1/20 | 378円 |
2015/1/20 | 406円 |
現時点(2017.6.30)での分配金利回りは2.29%となっています。
以前の利回りは低かったのですが年々利回りが高くなってきており、分配金目的の投資としても利用価値が少し出てきました。
投資家の評判は?
朗報もあります。国内ETFの老舗である「日興 上場MSCIコクサイ株」(1680)と「日興 上場MSCIエマージング株」(1681)が、2020年3月27日よりマーケットメイク制度対象銘柄になったようです。
— 水瀬ケンイチ(みなせけんいち) (@minasek) April 3, 2020
やはり海外ETF使うなら国の切り捨ては目を瞑らないといけませんな・・・
あるいは日本投資分の課税に目をつぶるか、どっちか東証にはUBSのアジア環太平洋ETFがあるけどこれも出来高が少ないしね
今となってはTOKを買う意味も殆ど無いだろうし(信託報酬0.25%)
東証の1550や1680で良さげ— はるか投信投資顧問@ぷちます部辛味課 (@asakaze2425) 2019年3月24日
今月から「上場インデックスファンド海外先進国株式」→「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に乗り換え。決めては0.1%台の手数料。
— みやたく?? (@miyataku_jp) 2018年6月12日
米国の投資信託は3000億円規模のものがゴロゴロしているが、
日本の投資信託はせいぜい100億円規模なんだよね。
ETFのMSCI-KOKUSAI (1680)とか ほったらかし投資というカテゴリで
紹介されることが多いと思うんだけど、規模の大小に言及している内容をみたことがない。— やきそばきんとき (@yakisobakintoki) 2018年2月27日
上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)の評価
本ETFは比較的成績が安定しており、分配金も年1回ですので運用効率も高くなっていることが評価できます。
ですので長期で日本を除く先進国全体に投資を行っていきたい場合は、本ETFも候補の一つとして検討するべきでしょう。
おすすめな証券会社は?
東京証券取引所に上場しているので、国内のほとんどの証券会社で購入可能です。
手数料の安さを追及するなら、むさし証券、ライブスター証券で取引を行うのが良いでしょう。
取引ツールの使いやすさを重視するなら、楽天証券、SBI証券、GMOクリック証券を利用するのが最適だと思います。