短期下落相場で大きなリターンが狙える!国際のETF VIX短期先物指数(1552)の評価・解説

国際のETF VIX短期先物指数は、「円換算したS&P500 VIX短期先物指数」と連動した動きを目指すETFとなります。
米国の代表的な株式指数である「S&P500」と逆の値動きをすることから、下落時の短期的なリスクヘッジに利用することが可能です。

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国際のETF VIX短期先物指数の詳細

上場市場 東京証券取引所
コード 1552【最新の株価
ベンチマーク S&P500 VIX短期先物指数(円換算)
設定日 2010年12月15日
信託報酬 年0.36%(税別)
純資産総額 約283億円
出来高(月間) 3,935,289株
信託財産留保額 0.05%
決算日 年1回(11月)
売買単位 1口
最低購入単価 5,280円
資産構成 その他先物…100%
現物債券…64.1%
管理会社 三菱UFJ国際投信株式会社

国際のETF VIX短期先物指数の特徴は、前述でも述べましたが、アメリカ市場で最も有名な「S&P500」と反対の値動きをすることが特徴となります。
ですので、「S&P500」の価格が下落した時は、「国際のETF VIX短期先物指数」の価格が上昇することになります。

注意したい点は、現在米国市場が上昇を続けていることから、本ETFは下落傾向にあります。
今後もアメリカ経済の見通しは明るいですので、長期的にゆるやかながら本ETFは下落が続いていくものと思われます。

※2017年9月12日をもって、本ETFは200倍併合となりました。
併合後は基準価格×200倍で1口となり、1口に満たない保有分はすべて売却が行われて返金されております。

ボラティリティ指数(恐怖指数)とは?

ボラティリティ指数(VIX指数)は恐怖指数とも呼ばれ、投資家の相場に対する先行き不透明感が高くなるほど、ボラティリティ指数が上昇します。
またVIX指数にも種類があり、本ETFのベンチマークはVIX短期先物指数と、通常のVIX指数とは対象資産が違います。

上記の画像の下のチャートを見てもわかるように、VIX指数先物価格は長期的に段々と値を下げる傾向があります。
これらのことから長期的な運用には向かず、短期的な信用売り(空売り)の代替手段として、活用するのが良さそうです。

直近のパフォーマンスを見ても、信用売りするよりも上昇時には大きなリターンが得られるようになっています。

売買単位が1株となっているので最低購入単価が低く、現在なら100円前後で購入可能です。
⇒現在は併合が行われて1万円以上からとなりました。

※冒頭でもお伝えした通り、2017年9月12日取引分から基準価格×200倍の価格になりますので、今から買付を行う方は注意が必要です。
併合後の1口分に満たない場合は、売却が行われて返金されてしまいます。

⇒すでに併合が実施されています。

組入銘柄

銘柄名 比率
CBOE VIX1912 65.0%
CBOE VIX2001 35.0%

利回り・パフォーマンスは?

期間 騰落率
1カ月 -15.9%
3カ月 -38.0%
6カ月 -44.6%
1年 -55.7%
3年 -85.8%
設定来 -99.8%

※2019年11月末時点

騰落率
2018年 +72.1%
2017年 ‒73.0%
2016年 ‒68.1%
2015年 ‒33.1%
2014年 ‒22.6%

18年2月にVIXショックが起こり急騰しましたが、その後は米国市場好調もあり下落が続いております。
ETFの特性上、長期になればなるほど減価していきます。

出来高・流動性は?

年月 月間出来高
2019年12月 3,699,232株
2019年9月 2,934,176株
2019年6月 2,119,732株
2019年3月 2,018,699株
2018年12月 1,054,153株
2018年9月 888,090株
2018年6月 972,921株
2018年3月 922,640株

以前は出来高上位ランキングの常連でしたが、併合後の出来高は減少傾向にあります。

配当金・分配金は?

決算日 分配金(1口当たり)
2019/11 0円
2018/11 0円
2017/11 0円
2016/11 0円
2015/11 0円

過去の決算で一度も分配金は出しておりません。

投資家からの評判は?

国際のETF VIX短期先物指数の評価

国際のETF VIX短期先物指数ですが、米国株式市場と逆の値動きとすることから、短期的に大きく利益を狙いたい場合に活用したいETFとなります。

リーマンショック時には約3倍も上昇しておりますので、大きな下落時には急上昇することが期待できます。
ただ何度も申しているとおり、長期的には下落する特性がありますので、くれぐれも長期保有はせずに、短期的な下落相場を予想して利用したいETFと言えるでしょう。

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