iシェアーズTOPIX ETFは「TOPIX(東証株価指数)」に連動した動きを目指すETFになります。
設定されてからまだ数年と比較的新しく、今後の純資産の伸び次第では最有力の「TOPIX ETF」になる可能性を秘めています。
iシェアーズTOPIX ETFの詳細
上場市場 | 東京証券取引所 |
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コード | 1475 |
ベンチマーク | TOPIX |
設定日 | 2015年10月19日 (上場は2015年10月20日) |
信託報酬 | 年0.06%(税別) |
信託財産留保額 | 無料 |
基準価額 | 1,724円 |
純資産総額 | 1,523億円 |
月間出来高 | 1,076,170株 |
売買単位 | 1口 |
最低購入単価 | 1,724円 |
決算日 | 年2回(2/9、8/9) |
資産構成 | 株式…98.51% キャッシュ等…0.27% |
管理会社 | ブラックロック・ジャパン株式会社 |
iシェアーズTOPIX ETFは信託報酬が年0.06%と、最安のコストでTOPIXに投資できることが最大の特徴でしょう。
ここまで低い保有コストで設定したのは後発のETFであるため、差別化を図らないといけなかったのでしょう。
さらに売買単位が1口とわずか1,600円前後で購入できることも魅力になりますが、あまりにも少額で投資を行うと手数料負担の割合が高くなるので、ある程度の口数で購入するか、手数料の安い証券会社で購入すると良いと思います。>
組入上位銘柄
銘柄 | 業種 | 比率 |
---|---|---|
トヨタ自動車 | 輸送用機器 | 3.30% |
三菱UFJフィナンシャルG | 銀行業 | 2.19% |
日本電信電話 | 情報・通信業 | 1.66% |
ソフトバンクグループ | 情報・通信業 | 1.64% |
三井住友フィナンシャルG | 銀行業 | 1.39% |
本田技研 | 輸送用機器 | 1.22% |
ソニー | 電気機器 | 1.20% |
KDDI | 情報・通信業 | 1.16% |
キーエンス | 電気機器 | 1.10% |
みずほフィナンシャルG | 銀行業 | 1.07% |
組入銘柄は大手自動車メーカーを筆頭に、大手メガバンク、大手通信会社と日本のトップ企業が上位を占めております。
国内時価総額の約80%を誇る1,800銘柄以上に対して、分散された投資が行われております。
パフォーマンスは?
期間別騰落率
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
3ヵ月 | +4.11% | +4.01% |
1年 | +23.08% | +:20.70% |
設定来 | +28.13% | +22.88% |
※2018年1月末時点
年間別騰落率
期間 | リターン | ベンチマーク |
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2017年 | +22.06% | +19.69% |
2016年 | +0.27% | -1.85% |
ファンドの成績がベンチマークを上回っているのは、配当込みパフォーマンスであるためです。
ベンチマークの成績には配当は含まれておりません。
純資産総額の推移は?
期間 | 純資産総額 |
---|---|
2017年12月29日 | 1,144億円 |
2017年6月30日 | 652億円 |
2017年3月31日 | 613億円 |
2016年12月30日 | 492億円 |
2016年9月30日 | 427億円 |
2016年6月30日 | 380億円 |
また運用実績が短く純資産は物足りないですが、順調に伸びてきております。
特にここ最近は、急激に資産を増やしていることがわかります。
分配金・配当金は?
決算日 | 分配金 | 利回り |
---|---|---|
2018/2/9 | 9円 | 1.38% |
2017/8/9 | 15円 | 1.67% |
2017/2/9 | 12円 | 2.11% |
2016/8/9 | 20円 | – |
設定から年間3回の決算を迎えましたが、全てで分配金が出ております。
2018年3月22日時点での分配金利回りは、1.39%となっています。
現在はやや低い水準となっていますが、競合のTOPIXファンドと比べて利回りがやや高めです。
競合ETF比較
ETF銘柄 | 信託報酬 | 出来高 | 純資産 | リターン(2016年) |
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iシェアーズ TOPIX ETF | 年0.06% | 22,917枚 | 679億円 | +0.25% |
MAXIS トピックス上場投信 | 年0.078% | 9,086枚 | 7,063億円 | +0.18% |
TOPIX連動型上場投資信託 | 年0.11% | 310,656枚 | 51,165億円 | +0.21% |
ダイワ上場投信トピックス | 年0.11% | 30,790枚 | 24,340億円 | +0.17% |
冒頭で申した通り、保有コストが一番安いことがわかります。
出来高も伴ってきていますので、もう少し純資産総額が増えていけば、短期&長期のTOPIX投資に利用できそうであります。
投資家の評判は?
我慢できずにスポットでiシェアーズTOPIX購入!
— ぱぱやん(投資) (@papayan123_ETF) 2018年10月25日
iシェアーズTOPIXは1株単位ですね。野村とか日興のは10だったり100だったり。
— いぬデックス (@binboinvest) 2018年10月4日
今月は、VSS、ニッセイ外国株、eMAXIS Slim先進国、1475(TOPIX ETF)の4つの商品に65万程投入。
ニッセイとeMAXIS Slimはどっちが良いかいろいろ意見があるので、とりあえず半分づつで購入中。
もう少し円高になるようであれば、VSSは買い増し検討しよう。#投資 #株 #株式投資
— こねこ(長期投資家) (@koneko86173014) 2018年8月20日
iシェアーズTOPIX ETF(1475)を特定口座で1株購入。楽天証券だと手数料を気にせずに買っていけるので日本株インデックスを買いたい時は本当に便利だなぁ( ´_ゝ`)
— むーとん (@moutonstock) 2018年7月4日
iシェアーズTOPIX ETFの評価
iシェアーズTOPIX ETFですが設定間もないため、まだまだ出来高が未熟であることが欠点ではあります。
しかし競合ETFにおいて最安のコストで済むこと、1口単位で小額で買えることなどメリットも大きいETFと言えるでしょう。
数口単位の少額で本ETFを買い付けたい場合は、10万円未満の約定金額では手数料のかからない証券会社で取引を行っていくことをおすすめします。
おすすめな証券会社は?
東京証券取引所に上場しているので、国内のほぼ全ての証券会社で購入可能となっています。
iシェアーズシリーズが手数料無料になる、楽天証券で取引を行うのが良いと思います。
少額(10万円以下)で取引を行うなら岡三オンライン証券、SBI証券、松井証券、取引ツールの使いやすさを重視するならGMOクリック証券を利用するのが最適でしょう。